NTrain-Auto 仕様 1.ATS 1.1.閉塞信号 a.駅間には最少でも1閉塞を設ける。 b.1閉塞の長さは、最長編成長+過走余裕とする。 c.先行列車の先頭部が2閉塞先の閉塞終端に達した時点で、次列車が新しい閉塞に入れるものとする。 (したがって、先行列車が閉塞終端で停止している場合は、次列車は直前の閉塞の終端まで進める) d.列車が新しい閉塞に入れる条件が整わない時点で、閉塞境界を超えた場合は、緊急停止を行う。 e.閉塞終端が場内信号位置の場合は、列車停止位置を次の閉塞終端として扱う。 1.2.場内信号 a.列車が場内信号位置に達した時点で、場内信号が進行になっていない場合は、緊急停止を行う。 1.3.出発信号 a.列車停止位置にセンサが設けられる場合に限り、列車の通過・停車の制御を行う。 b.列車が列車停止位置に達した時点で、出発信号が進行になっていない場合は、緊急停止を行う。 c.停車中の列車の出発時の出発信号に対するチェックは行わない。 1.4.センサ a.遮光型とし、レール間に赤外線フォトトランジスタを配置し、直上約10cmの位置に赤外線LEDを配置する。 b.センサの稼動状況確認のためのLEDを設ける。(常時点灯、通過検出時消灯) c.線路の両側、線路中心からそれぞれ2.5cmの位置に、レールと平行にに遮光板を設ける。 d.遮光版のサイズは、センサ位置を中心として、長さ5cm、レール面より1cmの高さまでとする。 e.センサは、最大2048個まで増設できる。 f.センサには、必要に応じて、2灯式信号機を設ける。(ウォークアラウンド時に使用) g.パソコンのセンサからのデータ入力および信号への出力は、プリンタポートを使用する。 h.センサ〜センサ基板のケーブルは、6芯モジュラーケーブルとする。 i.センサ基板〜パソコン接続基板のケーブルは、8芯モジュラーケーブルとする。 j.パソコン接続基板〜パソコンのケーブルは、プリンタ用ケーブルとする。 1.5.制御 a.制御は、NTrainサーバとは別のパソコンで行う。 b.制御パソコンは、NTrainサーバから列車情報を取得し、センサデータと照合して、処理を行う。 c.列車の緊急停止は、NTrainサーバへ情報を送信し、NTrainサーバよりロコネットを介して行う。 d.緊急停止の処理は、デコーダアドレスの横取り・緊急停止・デコーダアドレスの開放を行う。 2.駅 2.1.駅の自動化レベル a.レベル5 自動操作駅 コンピュータにより、到着確認・出発確認・ポイント操作・信号操作を行う。 b.レベル4 半自動操作駅1 到着確認・出発確認のみコンピュータで行い、ポイント・信号操作は手動で行う。 到着確認のセンサは、列車停止位置に配置する。 b.レベル3 半自動操作駅2 到着確認・出発確認のみコンピュータで行い、ポイント・信号操作は手動で行う。 到着確認のセンサは、構内最初のポイントの直前に配置する。 場内信号位置は、到着検知センサーよりさらに最長編成長分下がった位置に配置する。 列車停止位置でのATSはなし。 d.レベル2 非自動操作駅 すべての操作を手動で行う。 列車停止位置でのATSはなし。 e.レベル1 無人駅 スプリング以外のポイントが存在せず、コンピュータ制御・駅員配置のない駅。 場内・出発の信号も存在しない。 ATSはなし。 2.2.自動操作駅の機能 2.2.1到着処理 a.未到着列車うち、もっとも早く到着する列車に対する進路設定を行う。 b.到着確認ができた時点で、次の未到着列車に対して進路設定・場内信号設定を行う。 c.到着列車と出発列車の進路が支障する場合は、原則として時刻順に処理を行う。 d.到着列車と出発列車の進路が支障する場合で、該当出発列車が未到着、該当到着列車が  場内信号に達していれば到着列車を優先する。 2.2.2.到着確認 a.到着確認は、列車停止位置に配置したATS用のセンサで行う。 2.2.3.出発処理 a.未出発列車うち、もっとも早く到着する列車に対する進路設定を行う。 b.出発確認ができた時点で、次の未出発列車に対して進路設定・出発信号設定を行う。 c.到着列車と出発列車の進路が支障する場合は、原則として時刻順に処理を行う。 d.到着列車と出発列車の進路が支障する場合で、該当出発列車が到着済み、該当到着列車が  場内信号に達していなければ出発列車を優先する。 2.2.4.出発確認 a.到着確認は、構内最後のポイント位置から最長編成長先にATS用と同様のセンサを配置して行う。 2.3.自動化できる駅 a.留置線などへの入出庫がないこと。 b.システム外へ路線と接続していないこと。 c.各列車停止位置にセンサーを取り付けられること。 3.自動運転列車 3.1.発車 a.列車の発車は、列車の位置・出発信号・時刻・最初の閉塞の各状態を判断して行う。 3.2.停車 a.停車は、すべてATSによる緊急停止で行う。 3.3.制御 a.制御はNTrainサーバとは別のパソコンで行う。 b.NTrainサーバの情報を参照して処理を行い、結果をNTrainサーバに返送する。 c.列車の制御はNTrainサーバからロコネットを通して行う。 d.運転速度は、あらかじめ、NTrainサーバで設定する。 e.運転速度は、通常の運転速度、および、停車駅の場内信号を通過後の速度を設定できる。 3.3.入出庫 a.出庫は手動で行い、出発番線に据え付けた時点で、コンピュータに制御を渡す。 b.入庫は、終着駅到着時点で、コンピュータの制御を解除して手動で行う。 3.4.自動化できる列車 a.停車駅にレベル3〜1の駅がないこと。 b.停車駅に無人駅がないこと。 c.システム外への直通する場合は、接続駅でコンピュータの制御を解除し手動で運転する。