鉄道模型フォーラム Model Train

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【214】大和川渓流鉄道・桜井駅の製作 その1 檀上慎二 2004/09/28 23:01 [添付][未読]
【215】大和川渓流鉄道・桜井駅の製作 その2 檀上慎二 2004/09/28 23:06 [添付][未読]
【216】大和川渓流鉄道・桜井駅の製作 その3 檀上慎二 2004/09/28 23:10 [添付][未読]

【214】大和川渓流鉄道・桜井駅の製作 その1
 檀上慎二  2004/09/28 23:01

 分割併合用の駅モジュールが一通り形になりましたので、ご報告します。
 なお、前回「大豆生駅」と紹介しましたが、「大豆生」は終着駅の設定ですので、これは間違い。分岐駅は「桜井駅」です。

 下の文章は大和川電軌のwebページにも掲載しています。そちらは図や写真もたくさん掲載しています。あわせてご覧下さい。

http://homepage3.nifty.com/s-danjo/yam/const/sakurai/sakurai.htm 

1.はじめに
 ここ数年のDCCの普及はめざましいものがあります。初めの頃は、衝突しないように運転するだけでも面白く、満足していたものが、今はDCCによるポイント制御なども、運転会でごく当たり前になされるようになってきました。

 ところで、DCCのシステムにはいろんな機能があります。例えば重連。アドレスが異なる2つのロコを連結して、1つのアドレスで運転するというもの。これを活用すれば、分割併合運転が自由にできるはずです。

 大和川電軌グループでは、次の試みとして、分割併合運転をテーマにしたモジュールの製作に入りました。

2.線路配置
 当モジュールの線路配置を図に示します。

 国鉄によく見られる、典型的な3線構造の田舎駅です。1番線は渓流鉄道・多武峰および大豆生方面への発着線を兼ねています。1番線の中程にアンカプラーがあり、国鉄から渓流鉄道へ直通する列車の分割作業を行います。
 実物の場合は、このような線路配置の駅では、1番線を下り線(奈良方)の発着、3番線を上り線(高田方)の発着に用い、中線を待避や通過の際に利用すると思いますが、模型では1番線で分割併合の作業をしている間に、国鉄列車が2番線と3番線を使って交換するような使い方を想定しています。そのため、1番線に進入するポイントが電動ポイントで、2番線と3番線を振り分けるポイントはスプリングポイントにしてあります。

 3番線の高田側には留置線を引き出してあります。行き止まりにはしていないので、この先に貨物側線や車庫を設けることも可能です。

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Shinji Danjo/Yamatogawa Tramway (大和川電気軌道 檀上 慎二)
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【215】大和川渓流鉄道・桜井駅の製作 その2
 檀上慎二  2004/09/28 23:06

3.路盤構造
 モジュール1枚のサイズは、496×186mmで、3枚のモジュールで全体が構成されています。路盤高さは16mm、複線間隔は25mm。これは「Nホイホイ」規格です。Nホイホイについてはこちらをご覧下さい。ただ、後述のリレー回路を路盤下に設けたため、下に10mmのゴム足を履くはめになってしまいました。
 
 モジュール間の接合部分はユニトラックを用いています。本体部分は路盤の上に4mmコルク板を道床として貼り、その上にKATOフレキレールを敷いています。ポイントもKATO固定式です。ポイントマシンもKATO固定式用です。

 全線DCC対応のため、ギャップ・フィーダは一切ありません。

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【216】大和川渓流鉄道・桜井駅の製作 その3
 檀上慎二  2004/09/28 23:10

4.ポイントの駆動
 電動ポイントマシンのコントロールには、NGDCCのアクセサリーデコーダDA3を用いました。DA3は外部電源が不要でサイズが小さく、このようなモバイル形式のモジュールには好適です。また、KATOのDS51Kとは違って、2コイル式(3線式)のポイントマシンにも対応しており、便利です。

 ところが、実際に使ってみてびっくり。KATO固定式用のポイントマシンは、思いの外作動電圧が高いらしくて、DA3ではうまく転換しないことがあります。私は、あわよくば片渡りを構成する2つポイントマシンを1つのデコーダーで一度に転換してやれと思っていたのですが、1つでも切り替わらない時があるのに、まして2つ並列につなぐと、皆目だめでした。

 以前DA3のテストをした時には、KATOユニトラックもPECOも問題なく転換したので、KATO固定式も問題なかろうとたかをくくっていたのがよくなかったようです。

 すでに線路も敷き終えていたので、いまさらポイントマシンを変えるわけにもいかず、やむなく、DA3でリレーを駆動させ、線路間にかけられた電圧を利用してポイントマシンを駆動させる方式にしました。
 
 リレーは定位側と反位側で計2つ用意します。DA3の出力はパルスなので、スロットルからポイントを切り替える信号を送ると、どちらか一方のリレーが短い時間だけONになり、ポイントマシンが作動します。これだと、ポイントマシンを2つ並列につないでも大丈夫のようです。

 なお、上の回路を使ったことによって、事故、損失があったとしても、檀上は一切責任を負いません。実験は自己責任で行って下さい。

5.おわりに
 とりあえず、車両が走るところまでは出来ました。このあと、バラストを撒いたり、草を生やしたりする作業が残っています。まずは運転会で実際に使いながら、不具合を確かめつつ、完成にもっていきたいと思っています。

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