鉄道模型フォーラム Model Train

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【485】台湾へ行ってきます 真水浩一 2007/04/29 14:18 [未読]

【501】【台湾へ行って来ました】その4 真水浩一 2007/06/27 01:57 [添付][未読]

【501】【台湾へ行って来ました】その4
 真水浩一  2007/06/27 01:57

なんだかんだといいながら、今日も火曜の夜更かしです。
 前置きが長くなったけど、いよいよ在来線の旅の開始です。改札でパンチを入れてもらい(これも懐かしい光景)、跨線橋で数本のホームの上を渡ります。跨線橋の窓には金網が張られ、ちょっと閉鎖的。その間から見下ろすと、目にやさしい1067mm軌間が長く伸び、これから乗車するプッシュプルトレインの「自強1006次」の姿も見えます。ホームへの階段を降りてまず目に付いたのが、全ての連結面についているテールライト。「中間車は客車」という考え方だからでしょうかねぇ。車内に入ると、中の作りは日本の特急と同じで、通路の両側にフリーストップのリクライニングシートが2列ずつ。「目にやさしい」のは軌間のせいだけではなく、車体長20mというところにもありました。そして、座席も「体にやさしい」東洋人向けのサイズ。快適です。
 定刻通りに、すばらしく静かに発車。流れる車窓は日本とよく似ています。よ〜く見ていると、鉄道設備が日本と全く同じなんですね。踏切も、構内の入替信号機(あの白熱灯が3個ついたやつ)も、転轍機(白黒の錘とか、青い丸・黄色い矢羽根とか)も、留置線の接触限界標識(っていうの?あの白い四角いマーク)も。そして、ちょっと大きな駅には必ずと言っていいほど、黒い有蓋ボギー貨車が数両置いてあります。遠目にはワキ1000風なんだけど、扉がワム90000タイプの片開き。8両ほどが連結状態で留置されています。予備車?救援車?それとも何かの備蓄目的?……謎です。
 なんてことを考えているうちに、あっという間に嘉義到着。そして向かうは阿里山森林鉄道のホーム。こちらは762mmです。ちょっと待ってたら、行き止まりホームに向かってディーゼル機関車を先頭に客車が1両2両…と入線です。あっ中間にもディーゼル機関車が。そしてさらに客車が数両。阿里山森林鉄道では客車の分離暴走を防止するため、坂下側に機関車を連結します。今日はその編成をそっくり2本つないでの運行です。なんか大井川鉄道のような雰囲気だな〜。それもそのはず、姉妹鉄道とのことでした。
 普段は1日1本13:00発だけしかないけど、日曜にはこの9:00発が増発されます。でも乗客はパラパラ。増便・増結する必要があるのでしょうか?それとも下山客用かな?。実は阿里山では安くて速い登山バスが運行されていて、鉄道は旅客輸送用交通機関としての使命は既に終わっています。ただ、沿線の景色や鉄道そのものに魅力を感じるファンが多く、「片道だけでも鉄道で」という観光客によって、何とか支えられている状態なのです。
 さて9:00。発車を見送ったらシェイを訪ねて嘉義市内へと繰り出します。改札を出る前に、切符に「証明印」を押して「お持ち帰り〜」。(続く)

埼玉県桶川市 真水浩一

※今日の1枚は、自強1006次。嘉義駅で降りた時に撮りました。

添付画像
【ゥ強1006.jpg : 43.2KB】
[添付]
ゥ強1006.jpg
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