ゴボウです。
先日、小湊鐵道に乗ってまいりました(上総牛久までですが)。
五井では跨線橋から古びた車庫を眺め、止まっていた養老渓谷行きの扉を手で開けて乗り込みました。
今見ると非常にクラシカルなディーゼルカーがぶるんぶるんと動き出すと車掌さんの声。ワンマンカーじゃないのにびっくりしました。カバンを提げて車内補充券を売って歩く光景も久しぶりに見ました。
車中は、時間帯のせいか胸はだけの茶髪ピアスの制服ズボン裾たくし上げの男子高校生が目立ち、とうに世代を異にする僕には居心地が決して良くはなかったですが、友達とおしゃべりに興じる姿を見て、高校時代に列車通学の思い出が欲しかったなぁという気がしました。僕は歩いて25分のところにある高校に通っていたのです。
周りがすっかり田園地帯になり、線路際の稲穂が揺れるのを眺めているうちに空いてきて、上総牛久に着いたときには何人いたっけかなあ? 空に等しい状態で養老渓谷行きは発車していきました。
牛久からはバスで茂原へ抜けたのですが、その道中は物凄い大雨で、途中から乗ってきたお客さんはずぶ濡れ。雨に煙る上総の山道なんていう風情は超越してしまい、よく走ってるもんだと感心したことでした。
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