ご乗車の皆様、たいへん永らくお待たせいたしました。鉄道の歴史をたどります
「やまばと」号、間もなく発車いたします。
私は、皆様の旅のお供をいたします、車掌の森本でございます。どうぞよろしく
お願いいたします。
この列車は、車歴、廃線、建築物を始めとします鉄道の歴史各方面を巡って参り
ます。ご乗車の皆様の興味のおもむくまま、様々な路線(話題)に、随時乗り入
れて参ります。
発車まで少々お時間がございますで、この列車「やまばと」号の命名の由来につ
いてお知らせいたします。
「やまばと」号と申しますと、かって上野−山形間に運転されました特急列車が
知られておりますが、本列車の「やまばと」号は、これも鉄道の歴史を飾りまし
た、木曽森林鉄道におきまして通学用に運転されました客車列車につけられまし
た愛称にちなんだものでございます。
小さなディーゼル機関車と、山吹色と空色に塗られた客車からなる愛らしい列車
であったそうでざいます。
「やまばと」号命名の由来のご案内でございました。
それでは発車の時間が参りました。鉄道の歴史に向けて発車いたします。
出発進行!
33列車「やまばと」号車掌/森本隆裕
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