鉄道模型フォーラム Model Train

27レ Trolley Model Train

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【947】下拵え1・非動力台車用車輪 きんぎょ/中澤寛 2010/10/25 19:42 [添付][未読]

【955】下拵え7・雌ネジブロック切削その1 きんぎょ/中澤寛 2010/11/29 17:46 [添付][未読]
【956】下拵え7・雌ネジブロック切削その2 きんぎょ/中澤寛 2010/11/30 18:26 [添付][未読]
【957】下拵え7・雌ネジブロック切削その3 きんぎょ/中澤寛 2010/12/01 21:22 [添付][未読]
【958】下拵え7・雌ネジブロック切削その4 きんぎょ/中澤寛 2010/12/02 18:15 [添付][未読]
【959】下拵え7・雌ネジブロック切削・続1 きんぎょ/中澤寛 2010/12/04 22:24 [添付][未読]
【960】下拵え7・雌ネジブロック切削・続2 きんぎょ/中澤寛 2010/12/06 15:32 [添付][未読]

【955】下拵え7・雌ネジブロック切削その1
 きんぎょ/中澤寛  2010/11/29 17:46

 ドアエンジン用パーツのひとつ、雌ネジブロックを切削します。

 P-4,P-5(#913)のときと同じ手順で、初めに100mm幅のt5.0真鍮を、20×20
×100mmブロックのワークに留めて、エンドミルで3mm厚に削るのですが、フ
ライス盤の制約で手持ちの100×100mmのt5.0は100×60mmに縮めないと削れ
ないので、ドリル穴を並べて開けエンドミルで切断します(画像1,2,3)。

 ブロックのワークは中央に留めてあり、両端とも3mm厚に削り(画像4)、両
側で16個、その後、もう一度t5.0真鍮の残った所に同じことを繰り返して削
って更に16個で計32個作ると、ドア開閉だけなら8両分、ポールも動かすと
6両分になる筈です・・・ 作り損じが出なければ・・・

 京津260-3次車(#796)で書いたように、何もわざわざt5.0から削らなくて
も、t3.0を使えば良いのですが、某ハ○ズで買った100×100mmのt3.0は切断
時のねじれが出ていて使えなかったのです。

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【956】下拵え7・雌ネジブロック切削その2
 きんぎょ/中澤寛  2010/11/30 18:26

 雌ネジブロックを切削の続きです。
 3mm厚の断面中央に、1.5mm(a)-1.6mm(b)-1.5mm(c)の竪穴を8組開けていき
ます。1.5mm穴のスライド溝(a)〜(c)の間隔は8.5mm、隣の組との間は3.5mm
です。初めにセンタードリルで穴の位置を付けてから、1.5と1.6のドリルを
交換しつつ開けています。

> 作り損じが出なければ・・・
などと書いてしまったのに、案の定、2ヶ所もドリルの刃を折って埋め込ん
でしまいました。10mm近くも深さがあるので、かなり注意したつもりでした
が、最後もう一寸というところでやってしまいました。
 折れた刃が埋まったままでは後で危ないので、泣く泣く周囲を切って取出
しておきます・・・

 使っているフライス盤はSAKAI MM-140で、XY軸に平面移動出来るテーブル
の上にボール盤のようなものが立っている構造です。このXYテーブルの送り
目盛が1.5単位なので、同じパターンを繰り返すときは、穴開け位置の1組ず
つを1.5mmの整数倍にすると、間違いにくく楽です。今回は1組12mmで、ゼロ
点で始めれば、中心(b)がゼロ点の繰り返しになり、思わぬ勘違いを防止で
きます。
 また、例えば(a)〜(b)間4.25mmは「2.+1.25」同じ目盛位置へ2回回して
1.25ずらし、というような目盛数を略図に書き込んでおいて、テーブル送り
ハンドルを回しています。0.025単位まで目盛はありますが、繰り返しの目
盛を読むのが面倒なので0.25mm単位までで済むように寸法を決めています。
 送りハンドルには遊びがありますから、遊び分をずらしてしまわないよう
にしないと、当然のことながら正確な結果は得られません。ハンドル回しは
反時計方向と決めていて、戻ったときは行き過ぎてから反時計方向に送り直
して目盛合わせします。

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【957】下拵え7・雌ネジブロック切削その3
 きんぎょ/中澤寛  2010/12/01 21:22

 その1(#955)の最初でt5.0真鍮を20×20×100mmブロックのワークに留めた
のは、盤上のバイスに縦横どちら向きにも固定出来るようにするためです。

 横向きに変えて平らにして、位置を慎重に合わせ、端から3.5mmの位置の
各組中央に4mm間隔で、下穴1.1mmを2つずつ開け、1.4mmタップを立てます。
 3mm厚のままではタップ立てがやや不安、折り込みそうなので、予め半分
弱の深さまで下穴を1.5mmに拡げてから切ります。(画像1)
 タップはチャックにくわえて手回しで、オイルを挿しつつ「三歩進んで二
歩下がる」で、軋み具合に聞き耳をたて、ゆっくり切ります。

 次は、隣の組との中間を2mmエンドミルで削り取ります。(画像2)
 位置合わせを確かめるため、1〜2ヶ所1.5mmで削ってみてから始めます。
板の前面から3mm厚に一度に切り込むのではなく、上面から少しずつ縦の溝
を彫って行きます。若干左右の1.5穴の側面開き具合に差が出たので、横方
向へ微調整して削り直します。このブロックの幅は別段精度が必要なもので
はなく、あくまで外見上を揃え、最小の寸法に納めるためです。
 反対側のもう一揃いも同じように削ります。

 もう一度縦に固定し直して、3mm厚上辺中央に5mmエンドミルで2×5mmの凹
部を削ります。(画像3)
 反対側は、後で1個ずつになったものを1.4mmネジ2本でワークに留めてか
ら削ります。凹部が向き合った中央の右または左の2mmネジを切る部分には
3mm残る計算です。

 0.5mm厚30mm径のメタルソーで高さ7mmに切断して、1個ずつバラバラにし
ます。(画像4)
 それまでのエンドミルより刃の径が大きいので回転数を一番遅い280rpm
に変えて、両側から少しずつ切っていきます。少しずつと言っても、3mm厚
ですから2周目には切り終わります。

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【958】下拵え7・雌ネジブロック切削その4
 きんぎょ/中澤寛  2010/12/02 18:15

 1個ずつバラバラになったものを、1.4mmネジ2本でワークに並べて留めて、
反対側にも5mmエンドミルで2×5mmの凹部を削ります。
 凹部が向き合った中間の2mmネジを切る部分の厚みは3mmになります。
 この3mmと、この中に通す雄ネジ部の長さの合計が、ドアエンジンで左右
動する長さ=扉開閉の長さになるので、不揃いにならないよう注意します。

 ワークに留めたままで、中央の1.6mm下穴に2mmタップを立てます。
 これもタップはチャックにくわえて手回しします。1.4mmタップよりは安
心ですが、慎重に立てていきます。

 終わったらワークから外し、表面を耐水ペーパで仕上げ、左ネジを切った
ものには目印の切れ目を入れておきます。

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【959】下拵え7・雌ネジブロック切削・続1
 きんぎょ/中澤寛  2010/12/04 22:24

 使い残しのt5.0真鍮板で更に16個作れる筈ですから、続きを・・・

 まず両側を1mmずつ削って、3mm厚にします。(画像1)
 次は1.5-1.6-1.5mmの竪穴を8組ずつ開けますが、今回は先に1.5だけ開け、
後から1.6という手順にしました。(画像2)
 前回ドリルを2本も折り込んでしまったので反省して、切り粉を頻繁に外に
出すよう、切り粉が刃の溝に付いたまま回さないように注意しました。
 横向きに変えて、4mm間隔で下穴1.1mmを開け、下穴を1.5mmに拡げてから、
1.4mmタップを立てます。(画像3)
 各組の中間を2mmエンドミルで削り取ります。(画像4)
 中心1.6穴の前に1.5エンドミルを回し、デジカメのズームで拡大して眺め
て位置合わせしました。(画像5)
 1〜2ヶ所1.5mmで削って位置を確かめるのは、前回と同じです。(画像6)

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【960】下拵え7・雌ネジブロック切削・続2
 きんぎょ/中澤寛  2010/12/06 15:32

 続きの続きです。

 使い残しの分はネジ留めしたままでは切断しにくいので、ブロックのワー
クから外してメタルソーで高さ7mm+0.2mmほど余分に切断、まず8個をバラ
バラに。(画像7)
 1.4mmネジ2本で別のワークの厚板に縦に留めて並べ、5mmエンドミルで高
さを揃えてから、両側の上下中央に2×5mmの凹部を削ります。(画像8,9)

 1回目は、この凹部の切り込みが不揃いだったので、少し手順を変えまし
た。が、どうもこの凹部が向かい合った3mmになる筈の寸法の精度が出ませ
ん。フライス盤には水平方向のXYテーブルの他、エンドミルなどを付けて回
す主軸を上下させるダイヤルがあり、これでやるのですが、操作が下手なの
か、かなりの数が3mmを割り込んでしまいました。パイプに切る雄ネジの方
の長さでドア開閉必要寸法の辻褄を合せるしかなさそうですが、最後の8個
分だけ頑張ってようやく3mmを確保しました・・・

 最後に1.6mm下穴に2mmタップを立てれば終わりです。(画像10)
 1回目で失敗した分には前回の余りを充当して、32個準備終了・・・

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