|
檀上慎二 2005/08/29 22:12 |
列車は8:00に出発。途中の九老までは在来線を走ります。在来線は水原(スウォン)までは複々線で、日本でいうと、京浜東北線と東海道線みたいなものです。京浜東北線に相当する電車は「地下鉄」と呼ばれていて、実際にソウル駅から東は地下駅です。東海道線に相当する列車線は、14系みたいな感じの客車が機関車にひかれる中距離列車が頻繁に行き交い、その中をKTXと在来線特急のセマウル号が走ります。KTXは、ソウルを出た後、品川に相当する第2ターミナル龍山駅を過ぎ、距離的には川崎ぐらいのところで新線に別れて、トンネルで市街地を抜けていきます。 トンネルを抜けると、新横浜、というよりは、新神戸みたいな感じの光明駅を過ぎて、ぐいぐい加速していき、この後常時297kmを保って走ります。やがて、天安牙山(チョナン・アサン)駅を通過。天安はソウルから100kmのところで、在来電車線の最長列車は天安発着です。関西でいえば、まさに姫路。でも、KTXの路線は天安の市街地を通っていなくて、隣町の牙山との中間に駅が作られたので、この駅名がつきました。 光明にしても。天安牙山にしても、日本では考えられない贅沢な線路配置です。 __________ ___/__________\___ / \ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− \___ __________ ___/ \__________/ 複線の通過線を確保して、待避線が上下各4線! 新神戸とは大違い。図にはありませんが、本線上の上下両側に、渡り線があります。TGVは基本が単線並列で、事故等の場合に柔軟な運用ができると聞いていましたが、これだけ贅沢な設備が各駅毎にあれば、そら、できるやろ、という感じです。 大田(テジョン)が近づくと、これまた広々としたテジョン操車場に入って、在来線と合流。光州(クワンジュ)および木浦(モッポ)へと向かう湖南線と別れた後、在来線の大田駅に到着です。 ここで不思議なのは、大田駅に着いてから湖南線と別れるのではなく、別れてから大田駅に着くところ。つまり、湖南線の駅は大田駅とは異なる駅・西大田(ソテジョン)駅であるところです。 ソウル 大田操車場 大田駅 釜山 −−−−−−−□□□□□−−−○−−−−−−−−− −−−−−−/ \ | KTX \ |貨物線 \ | 西大田駅○ | \| \_______光州 何がメリットでそうしたのか分かりませんが、大田市民としては使いにくい駅設定ですね。 KTXは新線はその先、東大邸(トンテグ)まで続き、列車は在来線に乗り入れて釜山、光州・木浦まで走りますが、今回は時間の都合で大田で引き返さざるを得ませんでした。また、この次は釜山まで完全開通した暁に乗りたいと思います。 【P8210112.JPG : 162.3KB】 |
![]() P8210112.JPG |
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; nifty; SV1)@eaoska146065.adsl.ppp.infoweb.ne.jp> |
![]() |
▼ | 【87】韓国・KTXに乗ってきました 檀上慎二 2005/08/29 22:09 | ![]() ![]() |
![]() |
![]() ![]() |
【88】韓国・KTXに乗ってきました・その2 檀上慎二 2005/08/29 22:12 | ![]() ![]() |
|
43 / 130 | ←次へ | 前へ→ | |||||||||
アクセス数:60,442 | (SS)C-BOARD v3.5.4 is Free. |